学校の王子様と恋愛リセット!?
オレはまだ倒れている女の子の腕をしたからそっと掴んで、立ち上がらせた。
『これっ・・・!怪我してる。』
そういって彼女は傷ができたオレの手を両手でそっと包んだ。
ドキッ・・・っ・・・\\\\\!?!?!?
心臓の動悸が早いし、顔が熱い・・・。
顔を隠すために前髪を手で伸ばした。
それにしても彼女は小さな掠り傷だけなのに、心配そうに見ている。
「ほっ、ほんとだぁー。い、いつの間にこんな傷できたんだ?」
できるだけ冷静を装って話す。
でも本当にいつできたんだろう?
さっきやり合った時か・・・?
すると彼女はオレの手から自分の手を離し、バッグをあさり始めた。
なにやら出しているようだ。
彼女はもう一度オレの手を取り、何か貼り付けた。
「ゴメン。これしか持ってなくて。」
彼女の手の下から、オレの手の上にキレイに貼り付けられた、ピンク色の絆創膏が見えた。
貼ってくれたんだ・・・。
すっげー嬉しい!!
「全然いいよ。ありがとな!!」
そう言うと彼女はニコリと笑ってくれた。
やっぱ、カワイイ\\\\!!!!
照れくさくなって、ホをポリポリとかく。
彼女が笑顔になるたびにこの心臓がドクドクと高鳴り、顔が熱くなる。
隠しにくい所が赤く火照ってしまう。