学校の王子様と恋愛リセット!?


やっぱ眠い・・・。


昨日徹夜でゲームしたせいかな・・。


腕を枕にして、机に伏せる。


先生が話し始めて、生徒手帳が回ってきた。


自分のを胸のポケットへしまって後ろへまわし、もとの体制に戻る。


先生が話しているけど全然頭に入らない。


そういや隣の女の子・・・


えっと・・・星来だったっけ。


興味があるなぁ。


後で話しかけてみようかな。


そこで、先生の話が終わりかけやっと帰れると思った矢先、


「よし決めた!一番暇そうなリュウやれ!」


黒板消しの雑用を任された。


いや、押し付けられたといった方が正しい。


それに対抗しない訳がない。


オレは突っ伏すのを止めて立ち上がって講義した。


「先生嫌ですよ!何でオレなんですか!?」


「だからいっただろ?暇そうにしてたからだ!」


「絶っ対嫌です!!」


オレだって家に帰ってしたいこといっぱいあるんだ。


こんな所で時間潰してたまるか!!


「担任にそんなこといっていいのか?これは強制!文句言うな!決定事項だ!」


脅し入りかよ・・・。


「そんなぁー・・・」


一気に俺の周りの重力だけ重くなった気がする・・・。


そのままオレは重力に逆らわず、椅子に座った。

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