学校の王子様と恋愛リセット!?
「元気ないけどどうかしたの?」
話しかけられた時、自分が俯いていることに気づいた。
急いで顔を上げ
『うんん。元気だよ!!』
そう言って私なりの笑顔を向けた。
「そう。なら学校行こっ!!」
気づかれてないみたい・・よかった。
何か話題出さなきゃね。
『そういや片山君って部活とか入るの?』
「オレ?オレは小3の時からバスケやったんだ。だからバスケ部にでも入ろうと思うんだ。」
すごく似合いそう。
見るからにしてスポーツ少年って感じだからね。
「星来は何か入るの?」
『私?私は入らないよ。遊びたいもん、それにスポーツは好きだけどこれといって重要視するものはないしね。』
「そっか~。あそぶのもいいなぁ。」
・・・あれ?
何で私の名前知ってるんだろう。
そういやずっと星来って呼んでるけど、私言ってないよね。
『片山君はなんで私の名前知ってるの?』
「・・・っ・・・な・なんでって・・・・じ・自己紹介!自己紹介したとき聞いてたからだよ。」
ん?今のちょっとした間なんだったんだろう。
まぁいっか。
「じゃ、じゃあオレの名前も何で知ってるの?」