学校の王子様と恋愛リセット!?
そういうとナツがニコッと笑みを浮かべた。
『そ・そうだね・・・。ハハッ。』
私はできるだけ笑顔を振り絞った。
・・・・こわっ・・・。
隣の3人を横目で見てみるとリュウ君は顔を引きつらせて笑っている。
ロー君は意味ありげにニタニタ笑っていて、コウ君は普通のままだ。
「セーラ?何か思ったでしょう?」
ギクッ・・・・!!!!
『なっ、なーんもないよ。』
「そう?だったらいいけど。」
何も知らないような雰囲気をかもし出してる。
あの顔は全部見透かされてる・・・。
ナツにはかなわないや。
私はナツに反抗するほどの度胸はあいにく持ち合わせていない。
「・・・ごめんなさい・・・。」 ボソリ・・・
私はこっそり謝っておいた。
「よろしい。」
ナツにお許しをもらった所で、朝のチャイムが鳴りホームルームが始まった。