学校の王子様と恋愛リセット!?





それから何事もなく時間はすぎ、お昼を向えた。


「セーラ。屋上で弁当食べましょう。」


『ここ屋上なんてあるの?』


するとナツは私にわざとらしく耳打ちしてきた。


「ええ。なんでも隠れスポットらしいわよ!」


『隠れスポット!?そんなことも知ってるの?いったいその情報はいつもどこから入ってくるの?』


「企業秘密っ。」


そういってナツは意地悪そうに舌を出した。


これだけは誰っにも話してくれない。


私でさえ絶対に口を割らない。


まぁ、深入りしない方がいいと思うしね・・・。


・・・・いろいろと・・・ね。


『さすがナツ!じゃあ早速いこっ。』


私達は教室を出て、屋上を目指した。


私は道を知らないのでナツの半歩後ろから付いていった。


廊下の一番端にある階段を上っていくと、古びたドアが見えた。


ドアには錠が掛かっていて、4桁の番号を合わさなければ入れないようになっている。


『残念・・・。入れそうにないね。』


「大丈夫よ。」


私はなにが根拠に大丈夫だと言ってるのか不思議に思った。


だって目の前には頑丈な錠が掛かってる。


どう見ても簡単に壊せるようなものじゃない。


『なんで?錠が掛かってちゃ入れないよ?もうあきらめよ。』


先生あたりが危ないからつけたんだろうな。


いくらナツでもそこまでの情報は知らないと思うし・・・多分・・・。


肯定はできないけど・・・。


「だーかーら!大丈夫だって。これ卒業生が付けたから、番号ぐらい知ってるわよ。」



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