学校の王子様と恋愛リセット!?
「丁度オレとローと後リュウと泊り込みで勉強合宿するところだったんだ。よかったら他の2人も連れて来てみんなでやらないか?合宿と言ってもローの家で1泊するだけなんだが・・・。」
他の2人って多分ナツとエリの事だと思うけど・・・。
『やった!嬉しい』
コウ君がいればテストバッチリ!
あれっ?3人でする予定だったのに本当にいいのかな・・・?
迷惑だったらどうしよう・・・。
『あっ、でも・・・・3人の邪魔しちゃいけないし・・・。』
「邪魔なんかならない。大勢いた方が得意なものを教え合えるし、いてくれた方が助かる。」
私はどうしようかと思考回路を起動させていると、ふとあることが浮かんだ。
コウ君と話しているだけで、他の2人はいいのだろうか・・・。
チラリとロー君を見ると目が合った。
私の意図を読み取ってくれたのか、
「リュウは大丈夫だ。オレも別にかまわない・・・ただし。」
よかった。
・・・?・・・・
『ただし?』
「1つ取引だ。」
取引と言われると身を構えてしまう。
私はロー君が発するであろう言葉に耳を傾けた。
「リュウの勉強はお前が教えてやれ。」
『へ?なぜ?』
絶対2人の方が教え方が旨いと思うんだけど・・・。
そこにコウ君が話しに入ってきた。