学校の王子様と恋愛リセット!?
『うわー、人多いねー!』
「ほんとね。あっ、セーラあそこにクラス表があるわよ!行きましょ」
クラス表の前には人だかりができている。
この入学式のクラス分け結構大事なことで、この学校3年間クラス替えないから高校生活を楽しく過ごせるかの賭けなんだ!
『高校も一緒になれるかなぁ。』
「なれるといいわね。」
近くまで言ったが人が多いせいで、クラス表がぜんっぜん見えない。
『う~ん・・・・見えないね。』
「しょうがない行くか!」
ナツは腕捲くりをして私の腕を掴んだ
『え?あっ、チョット待ってよナツ!』
ナツは人ごみの中をズンズン進んでいく。
いろんな人とあたりながらやっと出れた。
「着いたわよ」
『ふぅー、し・死ぬかと思った・・・・。』
肺が酸素をものすごくほしがっているのがわかる。
「くだらない事言ってないで、早く探しなさい。」
『は~い』
えっと・・・・。
私は1組のクラス表から目を通していく。
あっ、ナミのあった!!!!!!!
私も一緒かなぁ・・・・・・。
目線を少しずつ下げていき、自分の名前を探していく。
あっ・・・・・・た・・・・あった!!!!
まだ私達の名前を探しているナミに報告する。
『あったよナツ!あったよ!』
セーラはクラス表にある自分の名前を見つめながら、ナツの服の袖を引張った。
「どこどこ?」
『あそこ1年2組。』
私は1年2組を指差した。
「全然見えないじゃない」
ナミは私の肩を掴み覗こうとしている。これ絶対土台にしようとしてるな。
正直言って・・重い・・・。イッタ!!!
後頭部に痛みが・・・・・・・。
「セーラ今失礼な事考えたでしょう!」
『ひぃ~、・・・・・何で分かったの!?』
セーラは叩かれた所をさすりながら、涙目で訴える。
「セーラが思ってることぐらい分かるわよ!何年一緒だと思ってんの!?」
なんでもお見通しってことかぁ・・・・・。
ここは素直に謝っておこう。
『すいませんっ・・・・・て、そんなことよりクラス一緒だよ!ヤッター!これからもヨロシクね。』
「なんか流されたような気もするけど、まぁいっか・・・・・・。うん!これからもヨロシク!」