推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】



「わたしが……解けるなら……っ!!」



「お、母……さん?」



真紀子は歯で下唇を刺し、血を滲ませていた。



「わたしが解けるものなら解きたいわよ……。だけど、お母さんは、佐伯さんが匠に解いて欲しいと願ってるように思えてならないの……だから……」



ずるずるずる。



手のひらが頬をなぞるように下がって、だらりとテーブルに落下した――。

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