推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「お姉ちゃんが……ボクに……」
匠は、痛みの残る熱い頬を手のひらで触れた。
思えば出会ったときから、この感触は姫子に幾度となく味わわされた。
『どっと、ぶっくいちとんどむん。ぐむんぬすい(だって、ビックリしたんだもん。ごめんなさい)』
幾度も、幾度も、あった。
『ぬんどぅ、うつむふっぷとぅつむむんどぅ(なんで、いつもほっぺたつまむんだ)』