推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
8 Latte:奇妙な死体の謎
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正気を取り戻した匠の様子に、広間の空気が微妙にだが確実に変わった。
まずは飲み物が配られ、各々が水分補給をする。
流れているテレビを見ながら、匠は少し温くなったオレンジジュースを一気に飲み干した。
悲しみの涙と、広間の暑さにかいた汗。
脱水した身体に、甘酸っぱい水分が染み渡る。
「おっ、坊主。いい飲みっぷりじゃないか。さっきまでとはえらい違いだな」