推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「いない?誰とも仲良くなりたくないってことですか?」
「あ、えっと……その……」
「自信のあるなしに関係なく、言ってみてください。思いがけないことがヒントになることもありますから」
微笑む秋に、少し怯えが取れたのか、田中は訥々と説明し始めた。
「あ、は、はい……。ヒメちゃん以外は、その、犬とドラゴンだけで……。でもドラゴンはマジック、つまり魔法をかけてくれたから、除外……して。残るのは犬だから、犬……いぬ……」
ここで浮夫が「そうか!」と声をあげた。