推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「『いぬ』だと、犯人はいないってことでしょ?それを教えるためなら、お姉ちゃんが両手をグーにする意味ないじゃん」
「……そう、です……よね……」
「まあそりゃそうだわな。わはは」
――いちいちお酒臭いなあ。離れてよ、酔っ払い!
なまじ座っている席が近いせいで、アルコールの匂いが否応なく漂ってくる。
匠は頭がくらくらしていた。
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