推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「やっぱりここは俺の出番だな。え~と。かっていた犬をおいて、ヒメちゃんは、おさんぽで――」
プチ、プチ、プチプチ。
――なんだ?
「何度読んでも意味不明だな。よりによって、こんな七面倒なクイズをダイイングメッセージにしなくてもよかろうに。なあ?若造」
「いや、でもとっさの場面では、それしか思いつかなかったんでしょうし……」
「あ~あ。誰かの名前がズバッと書かれてりゃあ、楽だったのになあ。せめて一部でも分かるやつが」