推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
何本にもわかれていた道が、ひとつずつ消えていく。
やがて残ったのは、出口までしっかりと続く、悲しい一本道。
「……なんでこんなこと……」
匠は、切なさと怒りとをミキサーで混ぜたような気持ちになった。
できれば、単なる事故であってくれたらよかった。
けれど、命懸けで託してもらったメッセージを、真実を、見過ごすわけにはいかない。
大好きで毎週欠かさず見ているアニメの主人公も、真実はひとつだと明言している。