推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「……え、ええっ!?」
名指しされたのは、なんと匠の隣にいる真紀子だった。
「『子(こ)』が答えなんだから、この中で『子』のつく人物が犯人ってことだ。お嬢ちゃんも姫子だったが、死んだからな。残るは、アンタだけだ。つまるところ――」
「ちょ、ちょっと待ってください!わたしは犯人じゃ……」
「真紀子さん、アナタが……?」
香苗が、椅子ごと後ずさる。
黒髪の田中も、「う、嘘……」とショックを隠さない。