推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「……ぐっ」
ギリ、と歯ぎしりの音がした。
やってられないというように、地団太を踏む。
「ああああ、なんだってんだ。この迷宮問題ってのは!ふざけるにもほどがある!」
「お遊びだってバカにするからだよ。考えれば考えるほど、解けなくなる。それが、この迷宮問題なんだってお姉ちゃんが言ってたけど、その通りだね。大人って難しく考えすぎてて、ウケる」
コロコロと笑う匠。
他の者たちも侮辱された気持ちになったのか、穴が開くほどメモ紙を見つめて別の答えを探し始めた。