推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「分かった!『エは4』、『2がイ』って変換で、『モは5』なのかも!母音が『オ』だから」
香苗の推理に感心の声が漏れたものの、すぐに匠は「ブッブー」と唇を尖らせた。
「母音って何?だから難しく考えすぎだってば。『エは4』、『2がイ』なんだよ?普通に考えたら『50音順』じゃん。だから、答えは『さんじゅうご』だよ。モって35番目だし」
「…………!!」
そう。
種が判明すれば、こんなにも単純明快な問題だったのだ。