推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】


「説明するよ、これから。お姉ちゃんが作った迷宮問題が世界一面白いんだっていう証拠も出さなくちゃいけないから」


だよね?と首をひねりながら、匠は見据えた。






「真犯人の、田中さん」






呼ばれた瞬間、黒髪の田中の肩が跳ねた。


震えがだいぶ治まっていた身体が、眉の上で真っ直ぐカットされた前髪が、再び小刻みに揺れ出した。





。● What is this mysterious taste?

< 200 / 258 >

この作品をシェア

pagetop