推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
12 Latte:推理はラテを飲みながら
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今回の奇妙な謎を多く秘めた、迷宮問題《ラビリンス・クエスチョン》殺人事件。
匠が告げたのは、ある意味で最も「人を殺す」という行為から縁遠い人物だった。
「迷宮の出口を塞いでた真犯人は、オマエだ!!」
大人の本物の探偵のように格好よくはできないが、それでもしっかりと人差し指で黒髪の田中を捉えた。
「……ほ、ホントなのか、坊主!?」
「まさか……この子が殺人犯?」
宗や香苗の動揺は、心底理解できた。