推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「これが解けたら次も解けるって、逆に言えば『これが解けなきゃ次は解けないよ』って意味じゃん」
「えっ……匠、それじゃあ……」
「うん。AとBの解き方が、そのまんま、Cの問題の解き方だったってことだよ」
「……ま、まさか!?」
全員が全員、示し合わせたように前にかがみ、メモ紙に視線を注ぐ。
やがて「20だ」「12」「こっちも12」「これが16」と興奮色をした声が、あちこちからあがった。