推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】


「えっ……佐伯さんが?」


「だって、ダイイングメッセージの答えは『年下』。これって、動けないけどもしかしたらボクも疑われるかもってことでしょう?だから、ボクが犯人にされても平気なように、証拠になる爪を守ったんだよ」


「そうね……きっとそう」


「うん……」



「差し詰め、片方は坊主に『託すため』、もう片方は、『守るため』だったってところだな」



つぶやいて、宗は自分が吐いた煙の行方を追って上を向く。

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