推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「なあ坊主。お前、推理小説家に向いてるかもな。なんならアイデア面でだけ、俺と組まないか?1アイデアにつき100円やるぞ」
「ちょっ……せ、先生!」
――バカなこと言ってる。
「組まないよ。ボクには大事な夢があるんだもん」
同じ台詞を、どこかで言った気がする。
匠はいつ誰にだったかを振り返ったが、思い当たらない。
「大事な夢?なんだ?」