推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
Pay:謎解きはまだ終わらない
━━Ⅰ━━
高校で授業を終えた月曜日の放課後。
「寒いな……雪降りそうだな」
いつもは透明な息が、冬だけは白く姿を現す。
どこで油を売っているのか、昼間の陽はどこを探してもない。
灰色の空を見上げて緩んだマフラーを絞りながら、コンビニに入った。
そして、母親に頼まれた燃えるゴミ袋などを買って帰る途中、突然後ろからスクールバッグを引っ張られた。