推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「なるほどね……ありますよ、喫茶店」
1軒だけ、と人差し指を立てると、それが氷のような両手で包み込まれた。
「うわあっ!一緒にいた人が勝手につかつか行くから、いつの間にか置いてけぼり食っちゃって。困ってたんですう!」
「は、はあ……」
「寒空の中、女性を置き去りなんて許せないでしょう?だから、連れてって!是非、一緒に!ね?ユウ!」
「え……あ、う、うん……」