推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】


ケータイあるでしょう?と電話の仕草をすると、姉は「いいのいいの」と苦笑した。


「いつも『お前Sなんだろ?』ってニヤニヤしながら決めつけてくる最っ低な人だから。勝手にやるわよ、こっちも」


「も、もうっ!お姉ちゃん!こんな公衆の面前で何爆弾発言してんのよ……」


「は?なんで公衆の面前が出てくんのよ……」


「ていうか、お姉ちゃんが頼りないから認めてもらえないんじゃない?なんか軽薄なのよねえ、何もかも」


放っておくといつまでも続きそうな姉妹喧嘩に、白いため息をつく。

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