推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「うるさいわねえ。子どもには分からない事情があるのよ、事情が」
「大変なんですね、刑事っていうのも」
「ホント、女はまだまだこの仕事じゃ疎まれてばっか……で……」
姉は、語尾を細めながら立ち止まった。
「どうしたの?お姉ちゃん?」
「…………?」
「ど、どうしたもこうしたも……。な、なんで君、ワタシが『刑事』だって分かったの?名乗ってないのに……」