推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
――これだったのか、前兆……。
超能力は信じていない匠だったが、最近見続けていた「最初の事件」の夢は、どうやらこの出会いを表していたのだと直感した。
偶然か、あるいはあのときから完全に目覚めてしまった探偵としての血に呼応したのか。
平静を装って喫茶店へと向かいながら、コンビニの袋を覗く。
――佐伯、か。
その中には、学校でも飲めるよう常備するほど愛飲している、スティック型のラテ・マキアートの箱が、うっすらと透けていた――。
Fin...
Takumi's deduction has just begun. I really appreciate your reading until the end of the story!!