推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】


――お姉ちゃん……。


十分だなんて嘘だとすぐに分かった。


けれど、匠は姫子の優しさが素直に嬉しかった。


責任を感じたからといって、楽しみだったことをきっぱりと切り捨て、面倒を見ようとする。


自分なら同じ選択肢を取れるだろうかと自問すれば、自答はNOだった。


――偉いんだなあ、お姉ちゃん。


タレントとして人気が出るはずだ。


匠は心から納得した――。




。● What is this mysterious taste?

< 33 / 258 >

この作品をシェア

pagetop