推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
――お姉ちゃん……。
十分だなんて嘘だとすぐに分かった。
けれど、匠は姫子の優しさが素直に嬉しかった。
責任を感じたからといって、楽しみだったことをきっぱりと切り捨て、面倒を見ようとする。
自分なら同じ選択肢を取れるだろうかと自問すれば、自答はNOだった。
――偉いんだなあ、お姉ちゃん。
タレントとして人気が出るはずだ。
匠は心から納得した――。
。● What is this mysterious taste?