推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
3 Latte:Labyrinth Question
━━Ⅰ━━
客室のベッドの中で、匠は横になったまま呻吟していた。
「うぅ……ん」
「ふふっ。ギブアップ?答え教えてあげよっか?」
「教えてくれなくっていい!勝手に言ったらぶっ飛ばすからね」
渋面を作ってみせると、姫子は「分かった分かった」と肩をすくめ、机に置いていたラテ・マキアートの泡を啜った。
「ふう~っ。美味しい」
「お姉ちゃん、髭生えてる!」
「えっ、あ、ヤダ……ふふふっ」