推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「迷宮問題……か」
知性派タレントは伊達じゃないと、匠は率直に思った。
推理小説などもそうだが、あっと驚くトリックや問題を作る人の頭の中は、一体どうなっているのだろう。
しかも、今取り組んでいる問題を作ったのは、高校生だ。
「どう?惚れた?お姉さんのこと」
胸を反らせる姫子に、匠は興奮気味に何度もうなずく。
「うんうん。お姉ちゃん大好き!」
「……女心のくすぐり方の問題なら、花丸あげちゃうんだけどなあ。ふふふ」
「くすぐり方?なんだそりゃ」