推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「もしかして、この答えって例えば『20+0』とか『300+10』でも同じじゃない?」
興奮気味の質問に、姫子は「え、あ、まあ……」と気圧されたように答えた。
「やっぱり!分かったよ!ペン貸して」
姫子から受け取り、メモ紙の余白に大きく答えを書く。
それをどうだと言わんばかりに眼前に向けると、
「な、なんでいきなり正解しちゃうわけ?」
「えへへ。頭をマシュマロにしたら、とけちゃった。まさにマシュマロみたいにっ」
「その『とけた』とは字が違うんだけど。でも、凄いじゃん匠くん。こんなに早く解けた人、初めてだよ!」