推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
だが、姫子はそれを柳のようにかわしながら微笑んだ。
「ふふっ。この迷宮を抜けられたら、次の問題もきっと解けるよ」
「お!そうなの?楽しみだなあ」
ホントにお姉ちゃんってすごいや、と賛辞を送ると、姫子は窓を眺めながら静かにつぶやいた。
「お姉さんはね、将来はクイズ作家になりたくって。難しくて面白い問題、いろいろ作っ
てあるのよね……」
「なれるよ、絶対。ボクが保証する!」