推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
保証に、根拠も責任もなかった。
しかし、匠は自信満々に声をあげ、姫子に親指をグッと立ててみせた。
「……ありがとう。匠くんのお墨付きもらっちゃったら、本当になれそうな気がするな」
匠に向き直った姫子も、同様に親指を立てる。
くっつけられた親指には、ラテの温もりが仄かにしみこんでいた――。
。● What is this mysterious taste?