推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「あ、ううん。なんか、親子っていいなあって思って」
「どこが……あんな鬼バ……っ!?」
匠は出しかけた言葉を、大至急飲みこんだ。
――ヤバッ!!
それは、横にいる姫子の笑顔とは別の意味での、引きつった笑顔を浮かべる真紀子に気づいたからだ。
「……とにかく、コレに飽きて参加したくなったら、いつでも言ってくださいね。即時交代しますから」
真紀子に顎で「コレ」とさされた匠は、反論という反論をあたり構わずまき散らした。
当然、心の中だけで。