推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
「お、お姉ちゃん……今日は、ありが……と」
「匠、くん……」
「お姉ちゃんの問題、くだらなくない、よ。面白かったもん。謎解きの集いのなんかより、きっと。ずうっと」
「……うん。ありが、と」
「明日、絶対に問題Bを解くから。問題Cも、ちゃんと用意しといてよ」
「うん。安心して。もうメモに書いてこのバッグに入れてあるから。明日出してあげるね」
姫子は軽くウインクをしてみせ、足もとのバッグを指さした。