推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】


『では、皆さん。階段上がって左手にある広間のほうへ。浮夫さんは申し訳ないですが匠くんを抱えてきてくれますか。僕は一応、救急車を……あと、警察にも』


足音が忙しなくなり、ほどなくドアが開いた。


「匠……部屋、移動するわよ」




――うるさい。




「匠くん。ぼくが運ぶよ。ほら、手を貸して」




――うるさいうるさい。




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