未来へ
「昨日、覗き見してただろ?」
「の、覗き見なんてっ!そっちが勝手に・・・・。それより、なんであんたが私のプリント持ってるのっ!返してよっ!」
私は顔を赤くしながら反論した。
「やっぱり見てたんだな。」
「・・・・見てたんじゃなくて見えたのっ。」
「昨日見たこと誰にも言わないでほしいんだけど。オレ、一応これでも優等生で通ってるし。相手が生徒ならまだしも、教師と関係があったなんてバレたら将来にも影響するしさ。」
「なら、あんなことしなきゃいいじゃない。」
「先生と仲良くしておくと便利なんだよ。オレ、美術苦手だし。しかも、あれはあっちが誘ってきたから仕方なくつきあってやったんだよ。別にオレも最初はそんなつもりもなかったし。」
「聞いてないし・・・・。そんなことより、早くプリント返してよ。」
「誰にも言わないって約束してくれたらね。」
「そんな約束しなくても言わないよ。別に言ったからって私にはなんのメリットもないしね。」
「よかった。じゃあ、これ。」
彼は笑顔で私の前にプリントを差し出した。
受け取ろうとしたそのとき、彼の手が伸ばした私の右手をつかんだ。
「の、覗き見なんてっ!そっちが勝手に・・・・。それより、なんであんたが私のプリント持ってるのっ!返してよっ!」
私は顔を赤くしながら反論した。
「やっぱり見てたんだな。」
「・・・・見てたんじゃなくて見えたのっ。」
「昨日見たこと誰にも言わないでほしいんだけど。オレ、一応これでも優等生で通ってるし。相手が生徒ならまだしも、教師と関係があったなんてバレたら将来にも影響するしさ。」
「なら、あんなことしなきゃいいじゃない。」
「先生と仲良くしておくと便利なんだよ。オレ、美術苦手だし。しかも、あれはあっちが誘ってきたから仕方なくつきあってやったんだよ。別にオレも最初はそんなつもりもなかったし。」
「聞いてないし・・・・。そんなことより、早くプリント返してよ。」
「誰にも言わないって約束してくれたらね。」
「そんな約束しなくても言わないよ。別に言ったからって私にはなんのメリットもないしね。」
「よかった。じゃあ、これ。」
彼は笑顔で私の前にプリントを差し出した。
受け取ろうとしたそのとき、彼の手が伸ばした私の右手をつかんだ。