未来へ
夏休みのある日、私は紗英とショッピングに行った。
たくさんの服や新しいサンダルを買って、喫茶店で話し込み、財布の中を見るとバスに乗るためのお金もなくなっていた。
紗英に借りれば良かったのだけど、紗英は大学生の彼氏が迎えに来てデートに行ってしまった。
家まではなんとか歩けない距離ではなかったので、仕方なく歩き始めたけれど、新しいサンダルが足に合わず、靴擦れができてしまっていた。
さらに、今日の戦利品であるたくさんの荷物も足の痛さに拍車をかけていた。
家までの距離の3分の1ほど歩いたところで限界を覚え、近くの薬局にはいった。
絆創膏を買おうと思ったのだ。
絆創膏を手に持ちレジに置いたところでお金がないことを思い出した。
「あっ、やっぱりいいです。買うのやめます。」
そう言って店員の顔を見た時に私の顔は固まった。
「どっかケガしたのか?」
桜井先輩だった。
「あ、えっと・・・、靴擦れしちゃって。でも、お金なくて買えないんでいいです。」
たくさんの服や新しいサンダルを買って、喫茶店で話し込み、財布の中を見るとバスに乗るためのお金もなくなっていた。
紗英に借りれば良かったのだけど、紗英は大学生の彼氏が迎えに来てデートに行ってしまった。
家まではなんとか歩けない距離ではなかったので、仕方なく歩き始めたけれど、新しいサンダルが足に合わず、靴擦れができてしまっていた。
さらに、今日の戦利品であるたくさんの荷物も足の痛さに拍車をかけていた。
家までの距離の3分の1ほど歩いたところで限界を覚え、近くの薬局にはいった。
絆創膏を買おうと思ったのだ。
絆創膏を手に持ちレジに置いたところでお金がないことを思い出した。
「あっ、やっぱりいいです。買うのやめます。」
そう言って店員の顔を見た時に私の顔は固まった。
「どっかケガしたのか?」
桜井先輩だった。
「あ、えっと・・・、靴擦れしちゃって。でも、お金なくて買えないんでいいです。」