未来へ
「金ないの?でも足痛くて歩けないんだろ?」

「まぁ、そうなんですけど、仕方ないです。」

「ちょっと待ってて。」

そう言うと、桜井先輩は店の奥に入って行き、少しすると手に絆創膏を持って出てきた。

「これ、使えよ。商品じゃないからお金いらないし。」

「あ、ありがとうございます・・・・。」

なんだか、変に優しくてドキドキする。

でも、足が痛かったのでありがたく受け取って店を出ようとした。

「あ、ちょっと待って。」
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