未来へ
「気がついたか?急に倒れるからびっくりした。ずっとオレのこと待ってたの?」

「はい。私、先輩が好きだってことに気づいて、どうしてもそれが言いたかったんです。」

「おまえ、バカだろ?そんなのいつだっていいのに。こんなに凍えるほど待ってる必要ないだろ?」

「だって、早く伝えたかったんです。」

「なんか、おまえってほっとけないっていうか、危なっかしいっていうか、目が離せないんだよな。」

「どうゆうことですか?」

「守ってあげたくなる。目を離したら何をするかわからない。最初に会った時に初めて自分からキスしたいって思った。」
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