未来へ
「汗かいただろ?風呂入れば?」

「うん。」

「あ、一緒に入る?」

「えーっ!ムリだよ。」

「別にいいじゃん。知らない訳じゃないし。もう柚菜の体なんて何回も見てるよ。」

「何回もって・・・・・。」

「最初のキスの時と、ここでエッチしたとき、それから、こないだ遊園地で。」

「ああ、先輩が助けてくれたんでしたね。ありがとうございました。」

あの時のことを思いだし、少し憂鬱な気分になった。

「悪い、思い出させちゃったな。」

「大丈夫です。気にしてません。先輩に助けてもらったから。」

「じゃ、お礼に一緒に風呂に入ろう!」
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