ビューティーboys☆
もう5月。
7時といっても薄暗い程度だった。
家々が立ち並ぶ道路を、二人は肩を並べて歩く。
いつもの散歩コースを変更されたレオは、不服そうに優を引っ張った。
「そっちじゃないって」
「ここまででいいよ?レオが可哀想」
小型犬のわりに力が強い。
優が力を緩めたとき、ここぞとばかりにレオが逆走する。
「僕が送るって決めたら送るの!」
仕方がないので、最終手段として優はレオを抱き上げた。
「ほら、さっさと行くよ」
数歩先に歩いた優が、振り返った。
おろせー!という声が聞こえてきそうなほどレオが暴れる。
そんな主人と飼い犬のやりとりを見て、心は思わず笑ってしまった。
「何笑ってんのさ~」
7時といっても薄暗い程度だった。
家々が立ち並ぶ道路を、二人は肩を並べて歩く。
いつもの散歩コースを変更されたレオは、不服そうに優を引っ張った。
「そっちじゃないって」
「ここまででいいよ?レオが可哀想」
小型犬のわりに力が強い。
優が力を緩めたとき、ここぞとばかりにレオが逆走する。
「僕が送るって決めたら送るの!」
仕方がないので、最終手段として優はレオを抱き上げた。
「ほら、さっさと行くよ」
数歩先に歩いた優が、振り返った。
おろせー!という声が聞こえてきそうなほどレオが暴れる。
そんな主人と飼い犬のやりとりを見て、心は思わず笑ってしまった。
「何笑ってんのさ~」