ビューティーboys☆
「あー、だめだめ」
麗が呆れ顔で手を振った。
「えっ・・・何が?」
何か間違っているのか。
心は傍にあった全身ミラーで見直した。
「着崩しって知ってる?」
「知ってるよ」
「じゃぁ、やってみて」
麗は具体的に指示せず、ただ腕を組んで心を見ているだけだった。
「あの~、どうすれば・・・?」
「俺、基本的に放置プレイだから」
表情一つ変えないで答えた。
「はぁ・・・」
とりあえず思いつくのはネクタイ。
第一ボタンを開けてネクタイを緩めた。
「ストップ」
「はい?」
「緩めすぎ」
放置プレイじゃなかったのかよ、と心は麗を睨むようにして見た。
麗はブレザーの内ポケットから二枚の写真を取り出した。
写真には二人の男が写っている。
「どっちの方がいい印象を受ける?」
「左・・・かな」
「どうして?」
心は写真を注視した。
「何となく・・・右はだらしない気がする」
「そう」
麗は器用に指を鳴らした。
「何でもかんでも緩めればいいってもんじゃない」
麗が呆れ顔で手を振った。
「えっ・・・何が?」
何か間違っているのか。
心は傍にあった全身ミラーで見直した。
「着崩しって知ってる?」
「知ってるよ」
「じゃぁ、やってみて」
麗は具体的に指示せず、ただ腕を組んで心を見ているだけだった。
「あの~、どうすれば・・・?」
「俺、基本的に放置プレイだから」
表情一つ変えないで答えた。
「はぁ・・・」
とりあえず思いつくのはネクタイ。
第一ボタンを開けてネクタイを緩めた。
「ストップ」
「はい?」
「緩めすぎ」
放置プレイじゃなかったのかよ、と心は麗を睨むようにして見た。
麗はブレザーの内ポケットから二枚の写真を取り出した。
写真には二人の男が写っている。
「どっちの方がいい印象を受ける?」
「左・・・かな」
「どうして?」
心は写真を注視した。
「何となく・・・右はだらしない気がする」
「そう」
麗は器用に指を鳴らした。
「何でもかんでも緩めればいいってもんじゃない」