ビューティーboys☆
当人の麗は、記事の束を片手に屋上に来ていた。
誰も入ってこないように扉に鍵をかけて。
中央で胡坐をかいて座ると、カッターを取り出した。
それを合成された写真の上に突き刺した。
集中的に何度も何度も、鋭い刃で傷つけた。
こんなことをして自分の眼が変わるわけじゃない
過去が流れるわけじゃない
心が洗われるわけじゃない
『何も変わらない』
分かっている・・・
「頭」では分かっているのに・・・
「心」が追いつかない
麗の脳裏に過去が蘇った。
つい昨日の出来事のように鮮明に。
誰も入ってこないように扉に鍵をかけて。
中央で胡坐をかいて座ると、カッターを取り出した。
それを合成された写真の上に突き刺した。
集中的に何度も何度も、鋭い刃で傷つけた。
こんなことをして自分の眼が変わるわけじゃない
過去が流れるわけじゃない
心が洗われるわけじゃない
『何も変わらない』
分かっている・・・
「頭」では分かっているのに・・・
「心」が追いつかない
麗の脳裏に過去が蘇った。
つい昨日の出来事のように鮮明に。