ビューティーboys☆
それから何分がたったのだろうか。
無意識のうちに紙はゴミと化し、山積みになっていた。
破る紙も尽きた頃、麗の心も幾分か冷静になった。
麗は細切れにされた紙を抱えて、フェンスをよじ登った。
僅かな幅に両足で立つと、麗は両手を広げた。
重力に従い、また風に乗った紙はひらひらと下へ降りてゆく。
大量の紙で辺りは一面紙吹雪。
眼下を見下ろすと、体育で出てきた女子達が目に映る。
「あ!あれ、麗君じゃない?」
こっちから見えるということは、あっちからも見えるわけで。
その上、紙吹雪に気づいた生徒達が次々と顔を上げた。
皆が麗に視線を集めた。
「神崎君!!何してるの!!!??」
若い女性体育教師は顔を青くさせ、ヒステリックに叫んだ。
それもそのはず。
他者から見れば、麗は自殺寸前。
慌てふためく教師を見て、麗は微笑を漏らす。
もう少しこの状況を楽しんでみるか━
無意識のうちに紙はゴミと化し、山積みになっていた。
破る紙も尽きた頃、麗の心も幾分か冷静になった。
麗は細切れにされた紙を抱えて、フェンスをよじ登った。
僅かな幅に両足で立つと、麗は両手を広げた。
重力に従い、また風に乗った紙はひらひらと下へ降りてゆく。
大量の紙で辺りは一面紙吹雪。
眼下を見下ろすと、体育で出てきた女子達が目に映る。
「あ!あれ、麗君じゃない?」
こっちから見えるということは、あっちからも見えるわけで。
その上、紙吹雪に気づいた生徒達が次々と顔を上げた。
皆が麗に視線を集めた。
「神崎君!!何してるの!!!??」
若い女性体育教師は顔を青くさせ、ヒステリックに叫んだ。
それもそのはず。
他者から見れば、麗は自殺寸前。
慌てふためく教師を見て、麗は微笑を漏らす。
もう少しこの状況を楽しんでみるか━