ビューティーboys☆
愁はもといた位置に胡坐をかいた。
すると、眼の端になにやら物体が動いた。
それが人だとわかるのに二秒、心だと気づくのに三秒かかった。
「さっさと出てこいよ!盗み聞きなんてタチ悪ぃぜ!」
麗は、自分に向けられた言葉でないと分かると愁の視線の先を追った。
木陰から決まり悪そうに俯いた心が、姿を現した。
「座れよ」
顎で自分の前を指した。
それに従い、心は正座して座った。
すると麗の睨むような視線が、心を突き刺した。
麗に言われたことを思い出し、直ぐさま片膝を立てた。
男らしく
美しく・・・
でなければトイレ掃除一週間が待っている。
麗は納得したように頷くと、眼を愁へ戻した。
「じゃぁ、続き話すぜ」
三人で円形を作ると、愁が話を再開した。
「俺が落ちたのは確かだ」
だが突然、一階下-視聴覚室-のベランダから彼方が身を乗り出した。
そして俺をそこに引き込んだんだが、その反動で彼方が空中へ放り出された。
「後は俺の代わりに真っ逆さまてわけ。・・・ってか鏡夜見てたんじゃねぇの?」
「それが、怖くて目瞑っちゃてたんだよね」
なんとも情けない醜態に、二人はこの先が心配になった。
すると、眼の端になにやら物体が動いた。
それが人だとわかるのに二秒、心だと気づくのに三秒かかった。
「さっさと出てこいよ!盗み聞きなんてタチ悪ぃぜ!」
麗は、自分に向けられた言葉でないと分かると愁の視線の先を追った。
木陰から決まり悪そうに俯いた心が、姿を現した。
「座れよ」
顎で自分の前を指した。
それに従い、心は正座して座った。
すると麗の睨むような視線が、心を突き刺した。
麗に言われたことを思い出し、直ぐさま片膝を立てた。
男らしく
美しく・・・
でなければトイレ掃除一週間が待っている。
麗は納得したように頷くと、眼を愁へ戻した。
「じゃぁ、続き話すぜ」
三人で円形を作ると、愁が話を再開した。
「俺が落ちたのは確かだ」
だが突然、一階下-視聴覚室-のベランダから彼方が身を乗り出した。
そして俺をそこに引き込んだんだが、その反動で彼方が空中へ放り出された。
「後は俺の代わりに真っ逆さまてわけ。・・・ってか鏡夜見てたんじゃねぇの?」
「それが、怖くて目瞑っちゃてたんだよね」
なんとも情けない醜態に、二人はこの先が心配になった。