ナツメくんの人気者理論【完】
1*隣の席のナツメくん
*人気者の彼
*人気者の彼
私の隣の席の“ナツメくん”は、男子にも女子にも人気がある。
『ナツメ〜!今日遊び行くよな?』
ほら、今も遊びの誘いを受けている様子だ。
『わりぃ!今日、部活!』
そう言ってナツメくんは、申し訳なさそうに手をあわせる。
『そっか…部活ならしゃ〜ねぇ〜な〜!じゃ、また今度行こうぜ?』
『おう!わざわざ誘ってくれてありがとな!』
…いいな…私も友達にあんな風に誘われてみたい…。
私は、隣の席でのやりとりに思わずため息をこぼした。
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