ナツメくんの人気者理論【完】


その鳴き声にキョロキョロとオレは、辺りを見渡す。



…いた




路地裏の細い道に段ボールに入れられた3匹の子猫の姿を見つけた。



にゃーにゃー



か細い声で鳴く子猫が無性に心配になった。



…ひとまず、何か餌…確か家に缶詰めのマグロあったよな!




オレは、さっきまでの暑さも忘れて全速力で家に帰った。




そして、『おかえり〜』という母さんの声も無視して、さっきの路地裏へと足を進める。





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