ナツメくんの人気者理論【完】


その瞬間、




え?




ナツメくんの顔が真っ赤に染まる。




『ナ、ナツメくん…どうかしたの…!?』




私は、驚いて目を見開いた。




『…いや、大丈夫…』



顔を押さえながら俯くナツメくん…本当に大丈夫なのだろうか?




『ほら、はやく行くよ』




ナツメくんは、ギュッと、強く手をにぎると、そのまま水族館のほうへと足を進め始めた。




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