ナツメくんの人気者理論【完】


『いや…だから知らないって?』



私がそうツッコミをいれると、




『あぁ!』




やっと意味がわかったらしい。




『実はさ、昨日会ったばかりで……一目惚れしたんだよ…少し話はしたんだけど…オレいっぱいいっぱいでさ、その子のことあんまりきけなかったんだよな…』





マ、マジ…あの、あの…鈍感男が一目惚れだと〜!?




私は、口をあんぐり開けたままナツメを見つめる。




『そ、それで?』




『それでって、それだけだよ…』



少し赤い顔で私に話すナツメが嘘をついているようには見えない。




『ほ〜、ナツメが一目惚れね…』




ヤバい!!超面白いんですが!?


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